M-1グランプリ2025でヨネダ2000が再び旋風を巻き起こす
2025年12月21日に放送された『M-1グランプリ2025』決勝戦で、吉本興業所属の女性お笑いコンビ・ヨネダ2000が3年ぶりの決勝進出を果たし、大きな話題となりました。惜しくも優勝には至らなかったものの、彼女たちの独特なスタイルの漫才と、採点時の変顔がSNS上で大バズりし、「優勝できなくても大好き」という賛辞が殺到しています。
ヨネダ2000は、誠(まこと、26歳)と愛(あい)の2人組で、吉本興業所属NSC東京23期の8年目コンビ。2022年のM-1グランプリではファイナリストとなり、13年ぶりの女性コンビ決勝進出として大きな注目を集めました。その後2023年と2024年は準決勝にも進めない苦しい時期を経験しましたが、2025年に見事決勝の舞台へカムバックを果たしました。
松浦亜弥「桃色片想い」に乗せたヨネダワールド全開のネタ

決勝では6番目の出場となったヨネダ2000。彼女たちはバスケットボールのドリブルをしながら、松浦亜弥の名曲「桃色片想い」に乗せて独特の世界観を展開する漫才を披露しました。いわゆる「ヨネダワールド全開」のネタで会場を沸かせましたが、審査結果は厳しいものでした。
審査員9名の採点結果は、博多大吉94点、駒場孝92点、塙宣之94点、山内健司91点、後藤輝基89点、哲夫89点、柴田英嗣93点という内訳で、合計826点。この時点で6組中5位となり、1stラウンドでの敗退が決定しました。
Xで大バズり!点数発表時の「変顔」が話題に

優勝には届かなかったものの、ヨネダ2000は別の形で大きな注目を集めました。それが審査員の点数が発表されるたびに見せた、誠の独特な「変顔」です。
X(旧Twitter)では「点数が出るたびに変顔するヨネダ2000」という投稿が大バズりし、171万回以上の表示を記録。「ヨネダ2000のネタを見るともこの表情が一番面白い」という画像付きのポストも118万回表示されるなど、彼女たちのリアクションが大きな話題となりました。
「ヨネダ2000の誠が点数に合わせて変顔してるの面白かった笑 ヨネダ2000の笑い私は大好きだなー」、「ヨネダ2000、マジで訳わからんけど涙出るほど笑った最高だわ」など、SNS上では彼女たちのパフォーマンスを称賛する声が相次ぎました。
「ひき肉にしてやんよ」発言で今田耕司から「失格」宣告
もう一つ話題になったのが、敗退コメントでの発言です。誠は「これはヨシダ2000の点数じゃないんですか?」と謎のコンビ名を口にして会場を笑わせた後、「来年、M-1を必ず…挽肉にしてやる」と宣言。この発言は、スーパーマラドーナ・武智のオマージュとされており、司会の今田耕司から「初の失格者です!」とツッコミを入れられる場面も。
さらに、敗退コメント後にセットで頭を打つというハプニングまで発生し、最後まで「ヨネダワールド」を見せつける結果となりました。
志らく氏も絶賛「リズム漫才の進化形」
落語家で評論家の立川志らく氏は、ヨネダ2000の漫才について「リズム漫才の進化形」と評価しました。「リズム漫才はそこに意味があるから面白かったのは昭和の時代。現代は意味がないから面白い。意味がないのに面白ければもはや意味なんていらなくなってしまう」というコメントで、ヨネダ2000の独特な笑いのスタイルを分析しています。この投稿は3,206リポスト、3.1万いいねを獲得し、242万回表示されました。
Xでの声:ファンからの熱いエール
ヨネダ2000に対するX上での反応は非常にポジティブなものばかりでした。
「今年笑った部分は たくろうの『Yahooで天気予報を見てるジョージ』と エバースの『俺が人形?』と ヨネダ2000の採点時の誠ちゃん」という投稿は29万回表示され、2025年のM-1で印象的だったシーンの一つとして挙げられています。
また「ヨネダ2000:おかえり奇想天外」というキャッチコピーをつけた投稿も71万回表示されるなど、彼女たちの復活劇を喜ぶファンの声が多数見られました。
2022年のABCお笑いグランプリでは「トリッキー&ファニー ヨネダ2000」というキャッチコピーが大盛り上がりしたエピソードも掘り起こされており、長年のファンたちがヨネダ2000の活躍を温かく見守っている様子が伺えます。
THE Wには出場せず、M-1一本で勝負
注目すべきは、ヨネダ2000が2023年以降『女芸人No.1決定戦 THE W』に出場していないという点です。2021年と2022年に決勝進出を果たしていたにも関わらず、その後は不参加を選択し、M-1やキングオブコントに集中する戦略を取りました。
これは「女の武器を使っていない」という評価につながり、性別に関係なく実力で勝負する姿勢が多くの支持を集めています。2025年は日本初の女性総理大臣誕生の年でもあり、「性別に関係なく、実力でトップに」という世論の流れとも重なっています。
女性コンビとして史上初のM-1優勝なるか?過去の事例
M-1グランプリの歴史において、女性コンビが優勝したことは一度もありません。決勝に進出した女性コンビも、アジアン、ハリセンボン、そしてヨネダ2000など限られており、好成績を残せていないのが現状です。
しかし、近年のM-1では「2回目の決勝進出で優勝」というパターンが多く見られます。2002年のますだおかだ、2004年のアンタッチャブル、2020年のマヂカルラブリー、2021年の錦鯉、2022年のウエストランドはいずれも2回目の決勝進出で優勝を果たしています。
ヨネダ2000にとって2025年は2回目の決勝進出。もし優勝していれば、女性コンビ初という快挙だけでなく、ボケの誠が26歳8か月という若さでの優勝となり、2018年の霜降り明星・粗品(25歳11か月)、せいや(26歳3か月)に次ぐ史上3番目の若さでの優勝となる可能性がありました。
M-1グランプリ2022での快進撃
ヨネダ2000が初めて決勝に進出した2022年のM-1グランプリでは、13年ぶりの女性コンビファイナリストとして大きな話題になりました。当時はまだ「賛否が分かれる漫才」とも評されていましたが、その独特なスタイルが徐々に認知され、ファンを増やしていきました。
2022年の優勝はウエストランドでしたが、ヨネダ2000の存在感は確実に業界に爪痕を残しました。その後の2年間は準決勝にも進めない苦しい時期を経験しましたが、2025年に再び決勝の舞台に立ったことは、彼女たちの努力と成長の証と言えるでしょう。
過去最多エントリーからの栄冠へ
M-1グランプリ2025には過去最多となる11,521組がエントリーしました。その中からファイナリスト9組に選ばれたこと自体が素晴らしい快挙です。決勝直前のインタビューで愛は「まっすぐ嬉しいです。この2年は準決勝にも行けていなかったので、まずは準決勝の舞台が久しぶりな感じがあって。2022年に決勝へ進出した時とは気持ちも違った感じがします」と語っており、復活への強い思いが感じられます。
まとめ:ヨネダ2000の魅力は「意味のない面白さ」
M-1グランプリ2025でのヨネダ2000は、優勝こそ逃したものの、彼女たちにしか生み出せない独特な「ヨネダワールド」で多くの視聴者を魅了しました。点数発表時の変顔、敗退コメントでの「ひき肉にしてやんよ」発言、そしてセットで頭を打つというハプニングまで、最後まで予測不可能なエンターテインメントを提供し続けました。
志らく氏が評したように「意味がないのに面白い」という新しい笑いのスタイルは、現代のお笑いにおける一つの進化形と言えるでしょう。THE Wに出場せず、性別に関係なくM-1で勝負する姿勢も多くの支持を集めています。
2026年のM-1グランプリで、ヨネダ2000が「2回目の決勝で優勝」というジンクスを実現し、女性コンビ初の栄冠を手にする日が来るのか。これからの彼女たちの活躍に、ますます目が離せません。
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