五十鈴茶屋 阪神梅田本店とは
五十鈴茶屋 阪神梅田本店は、伊勢名物「赤福」が手がける和洋菓子ブランドの新店舗で、阪神梅田本店1階にオープンした喫茶スペース併設のカフェです。35席のカウンター中心の喫茶スペースにテイクアウトも備え、店内では定番の「赤福ぜんざい」や「あずきコルネ 和三盆クリーム」「さつま芋コルネ」を、抹茶ラテやほうじ茶ラテ、あずき茶などと一緒に楽しめる構成になっています。
場所は大阪市北区梅田1丁目13番13号・阪神梅田本店1階で、営業時間は10:00〜20:00と、一日を通して立ち寄りやすい時間帯。デパ地下の一角でありながら、伊勢の空気をそのまま切り取ってきたような“和カフェ空間”が広がっていて、梅田の喧騒からふっと距離を置ける小さなオアシスのような存在です。
アクセスとお店に到着するまで
この日は、午後少し早めに仕事を切り上げて、東梅田駅から地下街を抜けて阪神梅田本店へ向かいました。地上に出ることなくそのまま1階フロアに上がると、正面の華やかな菓子売り場の一角に、柔らかな木目と白い暖簾が印象的な小さなカウンターが現れます。
近づいてみると、「五十鈴茶屋」のロゴとともに、ショーケースにはコルネや焼き菓子、赤福関連のお菓子がずらり。覗き込むたびに、“あれもこれも食べたい”欲がむくむくと湧き上がってきて、入店前からすでにテンションが上がってしまいました。
行列と待ち時間も含めて“体験”
オープン直後ということもあり、カフェスペースにはすでに待ち列ができていて、スタッフさんからは「だいたい30分ほどお待ちいただきます」との案内。ただ、列の途中からはガラス越しにカウンター席の様子が見えて、目の前であずきをよそわれている器や、コルネにクリームを詰めている様子がライブ感たっぷりに見えるので、待ち時間すらちょっとした“舞台鑑賞”のようでした。
メニューを見ながら、「赤福ぜんざいとラテでほっこりするか、それともあずきコルネで洋寄りに攻めるか…」と真剣に悩む時間もまた幸せ。最終的には、王道の赤福ぜんざいと、五十鈴茶屋の顔ともいえる「あずきコルネ 和三盆クリーム」をいただくことに決めました。
カウンター席で味わう“赤福ぜんざい”

案内されたのは、目の前で仕上げの様子がよく見えるカウンター席。腰を下ろすとすぐ、静かにお餅を焼く音と、あずきが温められている甘い香りに包まれます。小ぶりのお餅がこんがりと焼き色を帯びていく様子は、梅田にいることを一瞬忘れてしまうほど“伊勢の風景”を連想させてくれました。

運ばれてきた赤福ぜんざいは、見た目はシンプルなのに、表面から立ちのぼる湯気と、つやつやしたあずきの粒にすでに心を掴まれます。ひと口すくって口に運ぶと、甘さはしっかり感じるのに、後口は驚くほど軽やかで、伊勢で食べた赤福のイメージそのままの「やさしい甘さ」が、梅田の真ん中でふっと肩の力を抜いてくれるようでした。
五十鈴茶屋名物・あずきコルネ 和三盆クリーム
次に運ばれてきたのが、「あずきコルネ 和三盆クリーム」。サクッと焼き上げられたコルネ生地の中に、なめらかな和三盆クリームと、粒感を残したあんこがたっぷり詰まった一品です。食べログなどでも「生地がサクサクで、中のクリームとあんこのバランスが最高」と高評価を受けているメニューで、実際、ひと口かじった瞬間に“洋と和のいいとこ取りスイーツ”であることがよくわかりました。
和三盆ならではのすっと消える甘さと、あんこのコクのある甘みが重なり合って、後味には砂糖の重さではなく、香りの余韻だけが残るような感覚。コーヒーやラテ系だけでなく、あずき茶とも相性がよさそうで、「次はドリンクを変えてペアリングを楽しみたい」とリピート欲をそそられました。
シーン別の楽しみ方とテイクアウト
店内はカウンター中心の全35席とコンパクトなので、長居するというより、さっと立ち寄って一息つくスタイルがちょうどいい雰囲気です。おひとりさまの女性客や、買い物帰りの母娘、仕事終わりのビジネスパーソンなど、短時間で気分転換したい人たちが次々と席を入れ替わっていく様子も印象的でした。
一方、テイクアウトコーナーには、クッキーシューやコルネ、焼き菓子など、手土産にちょうどいい和洋菓子が並びます。見た目もかわいらしいパッケージが多いので、“梅田でちょっといい手土産を買いたい”ときの新しい候補としてもかなり使えそうです。
伊勢の赤福との違いと、梅田店ならではの魅力
伊勢の本店でいただく赤福は、“旅そのものの象徴”のような特別感がありますが、阪神梅田本店の五十鈴茶屋は「仕事帰りに寄れる都会の赤福サロン」のようなポジションだと感じました。わざわざ遠出しなくても、日常の延長線上でふっと“伊勢気分”を味わえるのは、都市型店舗ならではの贅沢です。
さらに、五十鈴茶屋ブランドならではの洋寄りスイーツがしっかり充実している点もポイントで、「純和菓子」の枠にとらわれないラインナップは、カフェ巡りが好きな人にも刺さるはず。梅田のスイーツシーンの中で、“和カフェと映えスイーツの中間地点”のような絶妙な立ち位置を確立していく予感がしました。
女性目線で感じた「また行きたい理由」
一番印象的だったのは、「甘さがちゃんとあるのに、食後の罪悪感が不思議と少ない」というバランス感です。赤福ぜんざいもあずきコルネも、どちらもきちんと“ご褒美スイーツ”なのに、後味は軽やかで、梅田での予定の前後に差し込んでも重くならないのがうれしいポイントでした。
また、カウンターでひとり静かに甘味と向き合える距離感も、女性目線ではかなり高ポイント。ゆっくり本を読むというよりは、30〜40分だけスマホを置いて、目の前のぜんざいとコルネに集中する時間を持つ、そんな“小さな贅沢”が叶う場所だと感じました。
五十鈴茶屋 阪神梅田本店はこんな人におすすめ
- 梅田で“甘さ控えめの和スイーツ”をゆっくり楽しみたい人
- 伊勢まで行かずに、赤福ぜんざいをイートインで味わいたい人
- 手土産用に、センスのいい和洋菓子をデパ地下でサクッと買いたい人
- 梅田の新しいカフェ・スイーツスポットを開拓したい人
五十鈴茶屋 阪神梅田本店は、梅田の真ん中で“伊勢の甘味文化”をぎゅっと凝縮したようなカフェでした。梅田でのショッピングや仕事帰りに、ぜひ一度、赤福ぜんざいやあずきコルネを片手に、日常から少しだけ抜け出すような和スイーツ時間を楽しんでみてください。
[1](https://x.com/explore/tabs/news)


コメント