名古屋駅西と天白区・原にオープンした刺身食べ放題の「漁港食堂」が、X(旧Twitter)で「刺身好きの天国」と話題になっています。実際に名古屋駅前店に行ってきたので、システムや料金、刺身の内容、Xの口コミも交えながら、刺身食べ放題の実態をレポートします。
Xで話題になった「漁港食堂」オープン情報
最初にこのお店を知ったのは、名古屋グルメ系アカウントのポストでした。名古屋駅西と天白区・原に「漁港食堂」がリニューアルオープンするという情報が出たタイミングで、一気にX上でも注目が集まりました。
刺身食べ放題で話題になっていたチェーンが名古屋に来るということで、「これは行くしかない」「刺身で元を取りたい」という期待の声が多く見られました。オープン前からすでにブックマークしていた人も多いようです。
「漁港食堂」とは?システムと料金
「漁港食堂 えびす市場 名古屋駅前店」は、2025年11月12日にオープンした刺身食べ放題の専門店です。さらに11月19日には天白区・原にも「漁港食堂 えびす市場 原店」がオープンし、名古屋で一気に2店舗展開となりました。
どちらの店舗も基本は60分制のセルフビュッフェ方式で、刺身を中心にさまざまなメニューが食べ放題になります。名古屋駅前店のスタンダードプランは大人3,300円(税込)で、刺身・揚げ物・ご飯・カレー・デザートなどが食べ放題。原店は平日2,980円/土日祝3,480円(税込)で、子ども料金や3歳以下無料の設定もあり、ファミリー利用を意識した価格になっています。

実際に名古屋駅前店へ行ってみた
自分が行ったのは平日ランチタイム。開店直後からすでに行列ができていて、オープン直後の話題性をそのまま反映したような賑わいでした。順番に案内され、テーブルでプランを注文すると、そこから60分の刺身食べ放題がスタートします。

店内に入ってまず目に入るのが、刺身コーナーのビュッフェ台です。キハダマグロ、ビンチョウマグロ、サーモン、ブリ、タコ、エビ、ネギトロ、しらす、海鮮漬け、明太子、いくら(スプーン1杯まで)など、まさに“刺身の山”という光景。酢飯と白飯、お味噌汁、カレー、惣菜、デザートも並び、どれを取るか迷うほどのラインナップでした。

60分食べ放題のコツと攻略法
60分食べ放題と聞くと長く感じますが、実際にスタートしてみるとあっという間です。最初から欲張って山盛りにすると中盤で満腹になってしまうので、自分は以下のような3ステップで攻めました。
- 1巡目:マグロ、サーモン、ブリ、エビなど定番刺身を少量ずつ味見
- 2巡目:特に気に入ったネタ+いくら&ネギトロでオリジナル海鮮丼
- 3巡目:あら汁やカレー、惣菜、デザートでゆっくり締め
長崎県の専門業者から仕入れているという本マグロは、赤身の旨味が強く、脂ののった部位はトロのような口どけ。サーモンはとろける食感で、実際にXでも「サーモンといくらの海鮮丼だけで元を取った」といった声が上がっていました。エビも大ぶりでプリッとした食感があり、刺身メインの食べ放題としては十分満足できるクオリティです。

Xの口コミ:実際に行った人の声
実際に「漁港食堂」に行った人のXポストを見てみると、ポジティブな口コミがかなり目立ちます。
このポストでは、「名古屋駅の近くにできた漁港食堂に行ってきたけど、1時間刺身食べ放題(ドリンクなし)で3,000円は海鮮系としてかなり安い」という趣旨の感想が語られていました。特にマグロとサーモンの評価が高く、「本マグロとサーモンだけで十分元が取れる」という声もあります。
また、地元情報サイトの記事をシェアしながら、「至福のお刺身食べ放題、客足が落ち着いたら行ってみたい」といった期待のコメントをするユーザーもいました。オープン直後の混雑を心配しつつも、刺身食べ放題という響きに惹かれている人が多い様子がうかがえます。
口コミサイトで見えるメリット・デメリット
Xでは高評価の声が目立つ一方で、口コミサイトではもう少し冷静なレビューも見られます。「本マグロとネギトロは飛び抜けて美味しいが、その他のネタは普通」「食べ放題だからとつい食べすぎて、当分刺身はいいかなと思った」という率直な感想もありました。
また、「テーブルがやや狭くて料理をたくさん並べにくい」「値段を考えると期待値が上がりすぎるかも」という意見もあり、総合的には“刺身好きには刺さるが、万人向けの激安店というより海鮮アトラクション寄り”といった印象です。60分でどれだけ楽しめるか、どれくらい刺身を食べられるかによって、満足度が変わりそうだと感じました。
天白区・原店ならではのポイント

天白区の「漁港食堂 えびす市場 原店」は、全席個室メインで、キッズルームや足湯付き個室なども用意されたファミリー向け店舗になっています。掘りごたつや座敷席もあり、子ども連れでも周りを気にせずゆっくり刺身食べ放題を楽しめるのが魅力です。
シニア割引や子ども料金も用意されているため、「三世代で刺身食べ放題を楽しむ」という使い方もされているようです。名駅前店が“刺身食べ放題でわいわい盛り上がる場所”だとすれば、原店は“家族や仲間内でゆっくり楽しむスポット”というイメージでした。
他エリアの「漁港食堂」はどこにある?
「漁港食堂」は名古屋だけでなく、関東エリアにも店舗があります。たとえば神奈川県秦野市の「漁港食堂 秦野店」は、同じく60分制の刺身食べ放題を提供する郊外型店舗です。
- 漁港食堂 秦野店(神奈川)
住所:神奈川県秦野市名古木383-1
特徴:平日・休日で料金が分かれた60分刺身食べ放題。駐車場完備で、家族やグループ利用もしやすい郊外型店舗。 - 漁港食堂(川越・埼玉)
住所:埼玉県川越市大袋650(川越総合卸売市場内)
特徴:市場内で新鮮な刺身を楽しめる60分食べ放題の店舗で、テレビ番組や情報サイトでもたびたび紹介されています。
このほかにも、関東の市場内や郊外ロードサイドに「漁港食堂」ブランドの店舗があり、どの店舗も「刺身+惣菜+ご飯・カレー・デザート」のセルフビュッフェスタイルを基本コンセプトにしています。
刺身食べ放題の類似チェーン店
「刺身食べ放題」という業態自体はまだ珍しく、全国チェーンレベルで同じコンセプトを前面に出している店は多くありませんが、近い楽しみ方ができるチェーンはいくつかあります。
- 回転寿司チェーンの食べ放題プラン
一部の回転寿司チェーンでは、期間限定で寿司食べ放題プランを実施することがあり、「マグロ」「サーモン」など定番ネタを中心に好きなだけ楽しめます。 - 和食バイキング・ホテルビュッフェ
海鮮丼コーナーや刺身コーナーを設けた和食中心のバイキング、ホテルビュッフェもあり、刺身だけでなく天ぷらや寿司、デザートまで一度に楽しめる形になっています。
ただし、「刺身をメインにした60分セルフビュッフェ」を常設で提供しているチェーンという意味では、「漁港食堂」はかなりユニークな存在です。名古屋・秦野・川越など、それぞれの地域ごとに雰囲気や客層が少しずつ違うので、刺身好きなら旅行や出張のついでに他店舗も巡ってみるのも面白いと思います。


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