海外から個人輸入した植物などの貨物を、羽田空港の国際貨物ターミナル(TIACT)で実際に受け取ってきました。今回は、その流れや注意点、そして必要な持ち物についてブログ風にまとめます。

まずは準備!持ち物リスト
手続きの際に絶対に必要な持ち物を最初にまとめておきます。これらが揃っていないと手続きが進まないので、事前にしっかり準備しておきましょう。
- 身分証明書(運転免許証やパスポートなど)
- パッキングリスト
- 輸出国の植物検疫証明書(植物を輸入する場合)
- インボイス
- AWB(航空貨物運送状)番号
これらの書類は、各手続きのたびに何度も提示や提出を求められるので、ファイルにまとめて持ち歩くのがおすすめです。
羽田空港第3ターミナルからTIACTへのアクセス
まず、荷物が到着しているTIACT(東京国際エアカーゴターミナル)へ向かいます。第3ターミナルからの行き方は、この記事にまとめてます。
羽田空港貨物ターミナル(TIACT)への行き方ガイド|写真付きで簡単解説【徒歩編】車でも徒歩でもアクセス可能で、入館時には紙に必要事項を記入して手続きをします。身分証明書の提示も必要です。
次の画像はTIACTの館内図です。3つの場所を行き来するので覚えておきましょう。


エアラインカウンターでの手続き
次に、TIACT内のエアラインカウンターへ。ここで身分証を提示し、AWB番号を伝えると、貨物受け取り証をもらえます。航空会社ごとにカウンターが異なるので、入館時に地図や行き先を確認しておくと安心です。
植物検疫手続きへ
植物を含む貨物の場合は、羽田空港貨物合同庁舎にある植物検疫所へ向かいます。建物の一階です。インボイス、パッキングリスト、輸出国の植物検疫証明書などを提出し、必要書類を記入。ここでまだ貨物は手元にありません。植物の種類や量によって検疫方法が決まります。


搬出カウンターとの往復
検疫内容が決まったら、今度は貨物を管理している「輸入搬出受付・取扱カウンター」へ伝えに行きます。ターミナル内はとても広く、片道500mほど歩くことも。ここから検疫所とカウンターを何度か往復することになります。
貨物の検疫
カウンターで伝えると、スタッフが植物を検疫所まで運んでくれます。再度検疫所に戻って貨物の到着を待ち、届いたら検疫が開始。混雑していなければ30分ほどで検疫が始まります。立ち会いのもと貨物を開封し、中身を確認。問題なければ合格証が発行されます。
税関手続き
合格証を持って、同じ建物の2階にある税関へ。ここでもインボイス、パッキングリスト、身分証を提出し、申請書を紙やパソコンで何度か入力します。税関の手続きは初めてだと少し複雑に感じるかもしれません。
申請が終わると、税関スタッフと一緒に再び搬出カウンターへ。倉庫で荷物を直接確認し、問題なければ再度合同庁舎に戻ります。これで税関手続きは完了し、受取許可書がもらえます。

最終受取と費用
受取許可書を持って搬出カウンターに行くと、ついに貨物を受け取れます。最後に相互利用料などの費用を支払い、すべての手続きが完了です。
まとめ
羽田空港TIACTでの個人輸入貨物の受け取りは、
- 入館手続き
- エアラインカウンターでの受付
- 植物検疫
- 税関申請
- 受取許可と搬出
という流れで進みます。ターミナル内の移動距離が長く、書類の提出や手続きが多いので、時間と体力に余裕を持って臨むのがおすすめです。特に植物など検疫が必要な貨物は、必要書類の準備を忘れずに!
羽田空港のTIACTは24時間365日稼働しており、首都圏からのアクセスも良好。今後個人輸入を検討している方の参考になれば幸いです。
インドネシアからの植物輸入の方法はこちら。
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