植物をインドネシアから輸入してみた。アグラオネマピクタム編 24年末

植物

植物輸入の経緯

私は植物を集めるのが趣味で、10年ほど前に東南アジア、特にタイから植物を輸入していました。趣味の範囲でこじんまりとした規模ですが、アグラオネマピクタムやモンステラを中心に輸入していました。輸入には成功も失敗もあり、時には枯れた状態で届いたり、税関で破棄されたりすることもありました。しかし、唯一無二のワイルド株に出会えることは、一般のショップでは味わえない興奮があります。ここ10年は子育てが忙しかったので趣味からは遠のいてましたが、最近は子育てが落ち着き、再び輸入のドキドキを味わいたくなり、11月にアグラオネマの輸入に挑戦しました。

バイヤー探し

過去に取引していたバイヤーは廃業しており、新たなバイヤーを探す必要がありました。SNSでのやりとりを経て見つけたのは次の2つの流通経路です。

  • インドネシアの大手販売店との取引: 法人が運営しており安心感があります。しかし、アグラオネマは園芸種が中心で、私が欲しいワイルド株は取り扱っていませんでした。
  • インドネシアの個人バイヤー: 複数人おり、アグラオネマの現地株やワイルド株を取り扱っていますが、超リスクが高いです。

悩んだ末、今回はリスクを承知で個人バイヤーと取引することにしました。

インドネシア バイヤーとの取引

取引は次の流れで進みます。成功する保証はなく、日本の常識的なマナーは通用しませんので上手く行けばラッキーぐらいの精神が大事です。

  • コミュニケーション: InstagramやWhatsAppで英語でやり取りします。インドネシアは英語が話せない人もいますが、チャットは英語で打てる人もいます。
  • 商品選び: 多くの写真から選びますが、実物確認が重要です。所持していないものがカタログに存在するのは定番です。今回はバイヤー自身がアグラオネマを所持して育成もしている人から買うことにしました。仲介を挟んだ数だけリスクが高くなりますし、柄よりも信頼性を重視しました。
  • 実物確認: WhatsAppのTV通話で実物を確認します。加えてTV会議はコミュニケーションで信頼関係を築きます。相手が英語が話せなくても、ジェスチャーやチャットを織り交ぜてコミュニケーションはできます。
  • 取引内容確認: 植物検疫証明書や発送方法などを確認します。発送は通常EMSなるかと思います。
  • 価格交渉と支払い: リスクのない金額で交渉し、支払いを行います。paypal、westernunionなどが主流のようです。

EMSの到着まで

インドネシアから日本へのEMS発送は約1週間かかります。郵便局の画面でステータスを確認しながら待ちます。今回はインドネシアのジャカルタ周辺から発送してもらい火曜日に荷受け、木曜日早朝にジャカルタから日本に発送。金曜日に日本に到着。土曜日に税関手続き。日曜日午前に受け取り。みたいなリードタイムでした。

  • 時間指定: 初回発送時には時間指定できませんでした。郵便局に交渉しましたが、emsは局留めや、時間指定ができないと。再配達のときはできるらしいが。
  • 関税支払い: 発生した関税は配達時に配達のスタッフに支払います。

発送のベストシーズン

インドネシアは年間を通じて気温差が少ないため、日本の気温に合わせて計画する方が無難です。特に日本の夏と冬は避けるべきです。例として東京の場合、3月~6月、9月~10月が適していますと思います。24年は11月に暖かい日が続いたので今回は11月月末に輸入をしてます。

開封と植え込み

今回は合計で約50株。輸入したものには葉が黄色く変色したものや溶けているものもありましたが、無事到着したことに一安心し、許容範囲内と判断しました。まず到着することが何よりも大事です。ありがとうバイヤーさん!

欲しかった株も届き、美しい柄を見ることができました。このコントラストたまらない。苦労した甲斐ありました。

トップが溶けている株は柄の判別不可能ですね。育てながら柄を確認していくのも輸入の醍醐味ですかね。。 笑

溶けが出ている株や、不安な株はトリートメントと思い切ってトップと根を切って棒で植えた方がロストのリスクは少ないと思います。10年前の経験なので今は進化して別の方法もありそうですが。

まとめ

24年現在でもインドネシアからアグラオネマを輸入できました。リスクは多いですが、それを受容できるなら個人輸入も選択肢として考えられます。また新たな葉が出たら記事を書きたいと思います。

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