ホーチミン中央郵便局:フランス風の大空間
ホーチミンの中心地に位置する中央郵便局は、その歴史と美しい建築様式で観光客に人気のスポットです。私は初めてこの郵便局を訪れたとき、その壮大なアーチと細部にわたる装飾に圧倒されました。
建物の歴史
中央郵便局は1891年にフランス植民地時代に建てられた建物で、建築家アルフレッド・フックスによって設計されました。この建物は、フランスのルネサンス様式とゴシック様式が融合したデザインで、特にその高い天井と広々とした内部空間が特徴です。入り口の上部には、フランスのエンブレムが刻まれており、歴史の重みを感じさせます。
内部の魅力
内部に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは、美しいタイル張りの床と、天井に施された精緻な装飾です。訪れた際には、多くの観光客が写真を撮りながら歩き回っていました。特に目を引いたのは、天井から吊り下げられた大きなシャンデリアで、その豪華さに思わず見入ってしまいました。また、中央ホールには、ホーチミン市の地図が大きく描かれた壁画があり、その周囲には昔ながらの電話ボックスや郵便窓口が配置されています

観光のポイント
ホーチミン中央郵便局を訪れる際には、ぜひ手紙を書いて送ってみてください。郵便局内には、さまざまなデザインのポストカードが販売されており、自分の手で手紙を送り出す体験は格別です。また、郵便局内には小さな土産物店もあり、ベトナム特有のアイテムが手に入ります

聖母マリア教会:荘厳な赤レンガの教会
中央郵便局のすぐ近くにある聖母マリア教会(サイゴン大聖堂)は、ベトナム最大のカトリック教会で、その壮麗な姿は圧倒的です。私はこの教会を訪れたとき、その美しさと静けさに心を打たれました。
教会の歴史
聖母マリア教会は、1880年に建設が完了し、フランスの建築家ジャ・ベールによって設計されました。赤レンガ造りの外壁と、二つの尖塔が特徴で、このレンガはフランスから輸入されたものだそうです。また、教会の正面には、美しいステンドグラスがあり、内部に入ると、光が幻想的に差し込む様子が見られます

内部の魅力
教会の内部は、静寂に包まれており、訪れる人々に安らぎを与えてくれます。私は、ベンチに座ってしばらくの間、静かに瞑想しました。高い天井と、壁に飾られた宗教画が、訪れる人々を別世界に誘います。特に印象的だったのは、大きなパイプオルガンの音色です。教会で行われるミサの際には、このパイプオルガンの美しい音色が響き渡り、心が洗われるような感覚になります
観光のポイント
聖母マリア教会を訪れる際には、ミサの時間を確認して参加してみるのも良いでしょう。また、教会の周囲には、歴史的な建物や公園が点在しており、散策するのもおすすめです。私は、教会の前に立つ聖母マリア像を見ながら、ベトナムのカトリック教徒たちの信仰の深さを感じました
終わりに
ホーチミン中央郵便局と聖母マリア教会は、どちらもフランス植民地時代の遺産であり、その歴史と美しさに魅了されます。私はこれらの建物を訪れたことで、ホーチミン市の歴史と文化を深く理解することができました。皆さんもぜひ、この素晴らしい建築物を訪れて、その魅力を体感してみてください
ホーチミンでの散策は、歴史と現代が交錯する特別な体験です。建築の美しさと、その背景にある物語を知ることで、旅が一層豊かなものになることでしょう。
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