今更ですが、Raspberry Piが急に欲しくなったのでamazonで購入してみました。

Raspberry Piの購入

選んだのはRaspberry Pi2 Model Bです。
このモデルからCPUがクアッドコアになっているそうで性能面も楽しみです。

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今回購入したもの一式です。

  • Raspberry Pi2 Model B ボード&ケースセット 6,390円
  • Transcend USB 3.0 Super Speed カードリーダー 888円
  • 電源、電源ケーブル 1,450円
  • Transcend microSDHCカード 32GB 1,140円

計  9,868円になります!みかんとスマホを一緒に置いてみましたがかなり小さいですね。これは楽しみです。

取りえず環境整備としてやりたい事です。

  1. OSインストールする、日本語化、初期設定
  2. IPアドレスを固定化する
  3. WIFIを使えるようにする
  4. リモートPCからリモートデスクトップで接続する

ざっとですがこんな感じです。Raspberry Piは文献がたくさんあるのでハマることなく簡単に終わりました。

OSインスール

OSにはRASPBIAN JESSIEを選びました。このサイトからダウンロード。

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左にあるRASPBIAN JESSIEを使うので、ZIPファイルをダウンロード。

ダウンロードが完了したら、SDカードにOSを入れます。

DD for Windowsというソフトを使用して、SDカードにダウンロードしたIMGファイルを入れました。

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これでOSインストールの完了です。SDカードをラズベリーパイに差して電源を入れましょう。まだリモートから操作ができないのでHDMIケーブルを使いPCモニタに移します。

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linuxのブート画面がでて、少し経つと・・・・

おおおお。いきなりデスクトップです!これは簡単だ!

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OS初期設定、日本語化をしてみる

RASPBIAN JESSIEを日本語化してみます。これもデスクトップから簡単にできました。左上のスタートメニューからRaspberry Pi Configを選択します。

設定画面が出てくるので、ここで初期設定を済ませます。

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hostnameやautologinの設定がこちらから出来ます。パスワードもこちらで初期化しました。

次にSSHの設定を確認。初期設定から有効になっているようです。

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最後に日本語設定をします。言語はja、文字コードはUTF-8を選択しました。

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TimeZoneはAsia東京を。SetKeyBoradもJapan、日本キーボードを選択。設定が終わったらOKを押して終了。このままでは日本語化されないので、日本語フォントをダウンロードします。ここはスタートメニューにあるLXTerminalからコマンド実行。

sudo apt-get update

※途中この作業を省略したせいか、後程出てくるリモートデスクトップがうまく動作しませんでした。なので最初に実施した方がよいかと。

日本語フォントライブラリをapt-getでインストールします。

sudo apt-get install fonts-vlgothic
sudo apt-get install ibus-anthy

ふたつをインストールして、一度リブート。

sudo shutdown -r now

すると。。おおお「ごみ箱」!と表示されました。日本語化成功です。

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 IPアドレス固定化

これも簡単です。少し前のバージョンでは/etc/network/interfacesを編集していたようですが有効になりませんでした。いろいろと調べると現OSのバージョンでは固定IPにするには/etc/dhcpcd.confを編集するようです。

/etc/network/interfacesにたしかに記述がありました。。。

# Please note that this file is written to be used with dhcpcd
# For static IP, consult /etc/dhcpcd.conf and ‘man dhcpcd.conf

編集し一番最後にこんな感じで追記。個々の環境に合わせて設定します。
interface eth0
static ip_address=192.168.0.15/24
static routers=192.168.0.1
static domain_name_servers=192.168.0.1

vi /etc/dhcpcd.conf

で、後で気づいたのですがこれもデスクトップから設定できたTT
デスクトップからは右上のLANのアイコンから簡単に設定できます。これはwifiの例ですが、有線も同じ要領でアイコンを右クリックするとdhcpdui settteingが出てきます。これを押下

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あら簡単。こんな感じでIPを手打ちできます。結果的にデストップから設定した場合でも/etc/dhcpcd.confを編集している模様。こちらの方が簡単ですね。Automatically configure empty optionsのチェックを外せば固定IPになります。

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これでIPアドレスの固定化は終わります。

WI-FIの設定

せっかくマシンが小さくコンパクトなので有線ではなく無線で使います。家にちょうど昔使っていた小型のアダプタが残っていたのでそれを使います。WLI-UC-GNPという機器で2010年の製品ですね。今はもう一回り小さいアダプタが売っているのでそっちの方がコンパクトだと思います。。

この製品の設定が特殊だったので、こちらの記事を参考に設定を行います。

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指しただけではlsusbでは認識するけど、アクセスポイントのスキャンができず無線LANアダプタとしては認識されない模様。
記事をそのまま拝借しますが、下記の作業により使えるようにします。

sudo vi /etc/udev/rules.d/99-wireless.rules
ACTION=="add",SUBSYSTEM=="usb",ATTR{idVendor}=="0411",ATTR{idProduct}=="019e",RUN+="/sbin/modprobe -qba rt2800usb"

sudo vi /etc/modprobe.d/wireless.conf
install rt2800usb /sbin/modprobe --ignore-install rt2800usb $CMDLINE_OPTS;/bin/echo "0411 019e" > /sys/bus/usb/drivers/rt2800usb/new_id

これで一度再起動をすれば認識されます。

右上のアイコンにwifiマークがでるようになりました。あとはアクセスポイントを選択すればwifiに繋がるようになります。すごい簡単です。

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有線と同じ要領でdhcpdui settteingを使いIPを固定化します。wlan0がwifiのアドレスです。

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これでwifiの設定は完了です。

リモートデスクトップxrdpの設定

これまでの作業でリモートからsshで接続できるようになっています。あえてデスクトップでリモートから操作する必要はないのですが、デスクトップ環境がラズベリーのアイコンだったりしてモチベーションが若干あがる(重要)なので、リモートデスクトップに対応します。xrdpというソフトウェアを使います。

sudo apt-get install xrdp

インストール後再起動。これでリモート接続ができます。windowsからアクセサリ⇒リモートデスクトップ接続を使い、接続先のIPアドレスを入れます。すると・・・

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こんな感じでログイン画面がでます。あとはOSユーザでログイン。初期だとpiユーザがいますのでpiユーザでログインをしました。

するとデストトップ画面がでます。ただしこのままだと日本語入力と半角文字の切り替えがうまくキーボードからできなかったので、こちらの記事を参考に日本語キーボード対応。

cd /etc/xrdp/
sudo wget http://w.vmeta.jp/temp/km-0411.ini
sudo ln -s km-0411.ini km-e0010411.ini
sudo ln -s km-0411.ini km-e0200411.ini
sudo ln -s km-0411.ini km-e0210411.ini
sudo service xrdp restart

これでリモートデストップ環境も完成です。

まとめ

とにかくRaspberry Piは小さく、音も一切しないので家でも様々な用途で使用できると思いました。また今回のpi2からはスペックも断然に上がってますので、より多くのシーンで活躍できそうです。簡単なサーバ構築(webや音楽やnas)であったり、あとはIOTをを意識した家電制御などなど。可能性を秘めております。電気代もフル稼働で1か月で60円あたりと聞いてますので家でPCをフル稼働させるより圧倒的に安いです。

次回はせっかくなのでプログラムを何か作って動作させてみます。