コメント

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天才プログラマーとして有名ですが、人のつながりをとても大切にしていた方だと感じました。

楽しさ

70/10

    感動

    70/10

      役立ち度

      80/10

        footer画像 総合 7.3

        レビュー

        前任天堂社長の岩田社長が亡くなって1年半が過ぎようとしている。

        近年の任天堂ゲーム機を触ったことがある方なら、岩田社長をご存知の方も多いと思う。
        任天堂TV?というCM的な宣伝TVで、岩田社長が自ら新しいソフトの魅力を伝えていた事は記憶に新しい。

        岩田社長の歴史や伝説を語った文献はいくつか存在するが、高校時代にどのような学生生活を送っていたかという事だけにフォーカスを当てた本は珍しいのではないだろうか。
        この本は学生時代の友人達が当時の記憶を振り返り、岩田社長の事を語った本である。

        その中で、もちろん超人的なエピソードは出てくる。
        しかし、私が何より驚いたのは超人的なエピソードではなく、岩田社長が生前まめに高校の同窓会に参加していたという事実である。
        通常岩田社長ほど出世した人物であれば、なかなか高校時代の同窓会に参加するということは大変であろう。
        過密なスケジュールを調整してまでも、何とか参加していたに違いない。
        きっと岩田社長自身も高校時代が自分の一つのルーツとして、大切な思い出の場所だったのではないだろうか。

        これまでの文献などでは知られていなかった天才岩田社長の人間らしい一面が見られたそんな一冊でした。